町田忍博物館【町田 忍】

町田忍博物館

右から書ではなく左から書の浪漫


書籍名 町田忍博物館
著者名 町田 忍
出版社 エー・ジー(136p)
発刊日 1998.04.25
希望小売価格 2,400円
書評日等 -
町田忍博物館

大正浪漫は右書、この昭和浪漫は左書
モダノロジーの一つの所産がここに在る。著者は正統派で、学芸員に挑戦して後に町を見る警察官を経ている。現在はエッセイスト、写真家だがジャンキー商品パッケージの膨大な収集家としても知られ、例えば納豆。そのフェティシズムは同類を呼び、この書も多くの同好の士の協力で楽しい図鑑として仕上がっている。

看板、街頭人形、建物
各章は士達との対談・つぶやきの後始まる。第壱章「街の図像(グラフィズム)」は対泉麻人、仁丹やオロナミンで懐かしい大小のホーロー看板、ただしそれ以前の酒屋の木看板とは異なって右書、二宮金次郎は学校のアイドル、それがペコチャン人形に繋がる。第弐章「街の風景(モデルノロジー)」は対なぎら健壱、銭湯が復活しつつあるが、あの富士山や金魚などのペンキ絵やタイル絵いまでも制作者は健在だ。

デパートの屋上はさびれつつあるが、大抵ある神社、動く木馬どこか悲しげ。薬屋さん、散髪屋さん角の煙草屋さんの店構えは少し田舎へ行けば今でも十分キッチュだ。対して交番、トイレ、公衆電話はもう相当捜さないと旧郷は拝めない。井戸や立消火栓はもはや……。

ジャンキー物は今も健在だが、ハレからケ
第参章「懐かしの繁昌図案(エコノグラフィー)」は対やくみつる、昔の自転車に付いていた風切マスコット、ベンツのようにハイカラだった。そば屋の薬味をくるんだ紙は即席ラーメン包装紙に通じて行く、そして納豆、缶詰、甘栗、マッチ、蚊取線香、富山の置薬といくらか原色のノスタルジーものは陸続と続く。最後には全国面白博物館ガイド付き、全員が1950代の生まれ、黄金の昭和30年代がここによみがえる。(修)

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