その昔、競馬はくらべうま(競馬)とか、こまくらべ(駒競)などといわれ、宮中でおこなわれる年中行事でした。もちろん、現在のように1レース8頭立てというわけではなく、1レースは2頭で、1日10レースほど、おこなわれました。
文献による最初の記録は大宝元年(701)5月5日とあって、これ以降、毎年5月5日、6日におこなわれていました。
レースは天皇御臨席のもと、親王等が競走馬を出して走らせたのです。まず、レースの前日に騎手の名前と馬の毛並みを登録します。当日の馬場には、スターターの馬出勅使(うまだしちょくし)、ゴール担当の標勅使、商品係などが待機。1騎がまず出て、相手方を待ち、ほかの1騎が後ろからこれを追う形でおこないました。
前者の勝ちを儲け勝といい、後者の勝ちを 追勝、引き分けは「持」といいました。勝った者は、商品係より纏(まとい)を頭に授けられました。いまでは、この行事は特殊神事として、京都市北区上賀茂本山町にある加茂別雷(かもわけいかずち)神社でおこなわれています。 |
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