横浜港や神戸港などに行くとコンテナ船が見られますが、コンテナの正式名はコンテナリゼーション(Contain-erization)。ドア・トゥ・ドアの陸海一貫輸送を可能にした鉄製の大きな箱、コンテナが出現して30数年がたちますが、人力や馬力でモノを運んでいた時代のコンテナはなんだったでしょうか。
答えは樽です。古くは江戸時代、灘や伊丹など上方から江戸へ積み出される酒樽(木製のの四斗樽)をおもな荷として、大坂や西宮から船(樽廻船、樽船ともいう)で運んだそうで、樽は貯蔵や運搬容器として用いられていました。
西洋の洋樽は容量に応じた名称があり、一般的な名称はバレルといい、いまでも石油の単位の表示で使われています。洋の東西を問わず、樽は物流には不可欠のコンテナだったのです。
参考までに、日本で初めてコンテナ船が登場したのは昭和43年(1968)、日本郵船の箱根丸です。いまでは日本発の輸出品の83パーセント以上、輸入品の90パーセント以上がコンテナ船で、また、自動車、鋼材、特殊な貨物を除くと、ほぼ100パーセントがコンテナ船で輸送されているそうです。
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