「大根役者のくせに」といえば、演技力に欠けた、つたない俳優のことです。なぜ、ニンジンやキュウリではいけないのでしょうか。
その理由は、やはり大根でないと説明がつかないのです。つまり、「大根は大根おろしを始め、煮物など、いかなる料理にしても食当たりしない」ということから、技量に乏しく芸のつたない役者は、いくら起用しても当たったためしがないことを、たとえていったものです。
しかし、近ごろは当たらないと思っていた俳優が、一夜明けるとスターになっていたというご時世。せっかくの大根の効用もどこかへ消えてしまいそうです。鋭意努力しても「大根役者のよう」になっては、むなしさが残るだけです。 |
|