体のなかでもっとも不潔なところはどこ


 「あなたの体のなかで、もっともきたないところはどこか」と聞かれたら、なんと答えるでしょうか。

 鼻孔のなか、排泄器官、それとも足?

 10人のうち、8、9人までは排泄器官と答えるかもしれません。「いや、私はそのつどぶいているし、風呂でもよく洗っているから違います」とか、大都市に住んでいる人は「汚染された空気を吸わされどおしだから、案外、鼻の穴かもしれないね」とおっしゃる? じつは、正解は足なのです。

 あなたがサラリーマンかOLだとしましょう。朝7時に家を出て、夜7時ころ帰宅したとします。勤め先でサンダルなどにはきかえる人もいるでしょうが、少なくとも半日は靴をはきづめになります。その靴のなかの足の不潔度を、医学博士の石塚忠雄氏が調べたことがあります。

 病院の職員に完全滅菌ガーゼ約1平方センチを人体の各部につけ、8時間それぞれの職務をしてもらいました。ガーゼに付着した細菌を調べたところ、肩や前腕のガーゼがもっとも少なく、これを1とすると、靴のなかの足指のあいだはその約140倍を占めて、不潔度トップでした。実際には700〜100倍だったそうです(同博士の『靴の科学−からだに良い靴を考える』講談社刊)。

 サラリーマンの多くは、服やワイシャツ、ネクタイなどには気をつけるのに、靴下や靴にはそれほど気を遣わないようです。靴のなかを清潔にしておかないと水虫の原因になるなど、よいことは一つもありません。

 ジャーナリストの某氏は新入社員の後輩たちに「まず、足によく合った上等の靴を7足買え。これを毎日はきかえる。つまり、1足を6日間休ませて乾かす。ウィークリーパンツ&シューズは健康のもとだ」と教えるとか。このほうが靴も長持ちするし、清潔で、女性にも嫌われません。

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