旅客機のトイレはくみ取り式だった


 国際線旅客機で操縦室に次いで重要なのは手洗いと調理室です。現在のように水洗式になったのは1958年(昭和33)ころから飛んだダグラスDC8やボーイングB707ジェット機のころからです。

 それ以前は、なんとくみ取り式だったのです。着脱式タンクにためておき、着陸後にそのタンクをはずして清掃していましたが、その後、固定方式となり、着陸後にバキュームカーがやってきて、汚物を抜き取るように改良されました。と同時に、客室内に漂ってきた臭気も除去できるように改良されたので、乗客は鼻をつままなくてすむようになりました。

 ボーイング747ジャンボ機では、トイレ1カ所につき10リットルの水を積んで離陸します。水洗に使用された水が循環使用されるうち、排泄物が加わっていきますが、タンクの容量は65リットルまでとなっています。乗客と乗務員1人1時間当たりの排泄量は、機内食を出す場合、0.13リットルと計算。近距離機は客席70にトイレ1、中距離は45、長距離なら30という配分で、最高19カ所まで設備できるそうです。

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