初期の列車にトイレはあったか


 日本で汽車が最初に走ったのは、新橋−横浜間で明治5年(1872)。その後、鉄道は各地に広がりましたが、列車にはトイレがついておらず、用便は駅のトイレですることになっていました。当時の乗客心得にも「乗車する前に用便をなしおくこと」というのがありす。

 また、長距離列車になると、このために大きな駅で15分ほどの用便停車時間をおきました。当時の新聞に「用便のための停車時間をじゅうぶんとれ」という論説が載ったほど。

 とこれがその後、宮内省(宮内庁の前身)高官が駅のトイレで用を足してい発車時間に間に合わず、あわてて飛び乗ろうとしてホームから転落し、死亡するという事故が起こりました。このため列車にもトイレをつけることになり、明治22年(1889)の東海道線から実施されました。

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