船の鎖の重さはどれくらいあるか


 船の鎖のことを錨鎖といいます。船の大きさによって錨鎖の重さも違ってくるわけですが、鎖の素材である鉄は高張力鋼が使われています。

 1個の鎖(環、リンクという)は直径7センチの丸い鉄の棒を曲げてつくりますが、寸法は、長さが丸棒の直径の6倍、幅が3.6倍という国際的な規約があります。

 たとえば、パナマックスという6万トン級の商船の場合、素材の直径が7センチなので、1個のリンクの長さは42センチ、幅は25.2センチとなります。重さは約45キロあります。

 現在、もっとも大きなリンクは、長さ79.2センチ、幅47.52センチ、重さ210キロもあり、船が大型になれば、それだけリンクも大きく重くなるわけですが、この錨鎖はリンクの大小に関係なく、一連がほぼ27.5メートルと、これまた国際規約で決められているといいます。

 さて、錨鎖は船が航行中はどこに収納されるのでしょうか。チェーンロッカーという甲板の下に設けられた専用の収納スペースに収められます。

 錨鎖は船が港に停泊中は海のなかに下ろされるわけですから、海水で錆びたり、巻き取り、巻き上げによる磨耗で寿命は短いのではないかと思いきや、寿命はふつう10年以上だそうです。意外に長く持つものです。

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