なぜ森林浴は健康によいのだろう


 森林浴など、森や林のなかで思いっきり深呼吸をして、心身のリフレッシュを──。

 健康法の一つとして、森林を訪れる都会人がふえています。フィトンチッドを思いっきり吸い込めば、体にいいことはいうまでもありません。

 フィトンチッドのフィトンとは植物、チッドは殺菌という意味。植物が自らを守るために出す成分のことで、人間にとっては森林浴で健康によいとされる樹木の成分です。 

 ところで、森林の樹木の持つ働きは、光合成作用によって酸素を供給し、大気を浄化すること。21世紀に世界の人口が70億になると、地球の酸素が欠乏状態になり、人間の生存が危ぶまれる、とさえいわれています。森林のガス交換作用の一日量は、1ヘクタールで約44人分の呼吸量に相当するといわれています。

 たとえば、人口1,200万を超えた東京都民が吸う酸素の量を試算すると、23区の10倍の面積の森林(あるいは15万8,000平方メートルの日比谷公園の2,000倍)が必要だとされています。


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