トリビアの泉とは-雑学大事典-と


トリビアの泉


フジテレビ「トリビアの泉」が人気だ。番組で使用する「へぇボタン」は商品化され(BANDAI 1980円)、いまでは何種類もの偽物が流通しているほどだ。

人気が出てくれば、当然水を差す動きも出てくる。同番組は視聴者の投稿というスタイルをとっているが、実はネタ本が存在するというのだ。中でも、本来投稿が集まるはずのない第1回のオンエアでは、7本中5本がネタ本からの引用だと指摘している(「噂の真相」12月号)。そのネタ本とは、唐沢俊一「トンデモ一行知識の世界」「トンデモ一行知識の逆襲」(いずれも大和書房)の2冊(ともに筑摩書房が文庫化)。唐沢俊一はトンデモ本の紹介で知られる「と学会」会員で、ギャグ漫画家・唐沢なをきの実兄でもある。

ただ、「トリビアの泉」はもともと唐沢の司会によるトーク番組として企画されたというから、いわゆるパクリではない。とにかく、一連のトリビアブームのおかげで、「雑学大事典」が「日経ネットナビ」9月号で、「雑学倶楽部」がYahoo!「日替わりサイト」(10月9日)で紹介されるなど、当サイトもそれなりに恩恵を受けているのだ。(03.12.11)
- 唐沢俊一「トンデモ一行知識の世界」ちくま文庫

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